求職者へのメッセージ

『2048年には海から食べられる魚がいなくなる！?』
2006年にアメリカの科学専門誌「サイエンス」で、2048年までに天然の魚介類が壊滅してしまうとうという報告が発表されました。これが2048年問題です。
温暖化による水温上昇や魚の乱獲、さらには科学物質やプラスチックによる海洋汚染などにより、そう遠くない未来に海から魚がいなくなってしまうと言われています。
私たちは「居酒屋から漁業を創造する」をテーマに様々な取り組みによってこの課題を解決していきたいと考えています。

◎私たちを取り巻く課題
世界的な気候変動などによる影響もさることながら、昔から漁業が盛んであった島国日本では、さらに輪をかけて、少子高齢化、特に生産地の多く存在する地方郊外の人口減少による後継ぎ問題、原油価格の高騰や円安の影響など、様々な課題に直面しています。

◎2048年になっても美味しい魚が食べられますように...
そんな願いを込めて立ち上げたブランドが鮮魚居酒屋の『四十八漁場』現在では、関東を中心に15店舗、その他ブランド8店舗の合計23店舗の鮮魚専門業態を展開しています。持続可能性の高い漁法にこだわった漁師さんや、ASC認証の養殖事業者さんたちとタッグを組んで、今後ますます出店を加速していく計画です。

◎ALL -WINのビジネスを目指して
私たちは、生産者の想いを繋ぐ最終ランナーとして、お客様に満足を超えた感動を味わっていただきたいと考えています。社会課題への取り組みは、事業運営の中でも重要なキーワードであり、各社様々工夫をされていますが、私たちの取り組みは、お客様に提供する価値と世の中に対する社会的な価値とが相互に成り立っている、CSV（Creating Shared Value）、つまりは売り手よし、買い手よし、世間よし、さらには作り手（生産者）よしのALL-WINとなる事業運営を大切にしています。

環境保全等への取組

流通を変え、鮮度を変え、伝え方を変え、関わる人たちの意識が変われば世の中を変えられる！！

◎流通改革と鮮度改革
「料理は船の上から始まっている」そんなキャッチコピーがピッタリくるような取り組みに力を注いでいて、獲れた魚を船上で血抜き、神経締めなどの処理をすることで鮮度落ちを防ぎながら、熟成してさらに美味しくなるような工夫を重ね、品質の高い商品へと変えていく。そんな商品を市場を介さずに直接、関連事業所のお魚センターに集め、店舗に配送することで、通常の流通にかかる時間を短縮することで新鮮な状態で届けていきます。漁師はたくさん魚を取らなくても、手間をかけることで高付加価値の魚を取り扱うことにより、結果、水産資源を守ること、漁師の所得向上にもつながっていきます。

◎未利用魚の活用
使いづらい、まとまって獲れない、見た目が悪い、鮮度落ちが早いなど様々な理由で活用されずに捨てられる、未利用魚や低利用魚、混獲魚などと呼ばれる魚介がたくさんあります。こういった魚たちも、ちょっとした工夫や手間を惜しまないことで、美味しく生まれ変わらせることを漁師さんと一緒に取り組んでいます。

その他にも、ビーチクリーンのイベントに参加したり、魚に関わる食育など様々な取り組みが環境問題に寄与しています。